順天堂大学大学院共同研究 戦略的手術室改善マネジメント講座

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戦略的手術室改善マネジメント講座とは?

超少子高齢化社会を迎えつつある今、国民の医療費は増大し、高齢者への治療・手術需要は高まる一方です。とりわけ高齢者は合併症に遭遇しやすく、予後を悪化させるだけでなく、病院側においてもこれまで以上のマンパワーや設備などを要することが予想されます。
最先端の医療現場として手術室で行われることは多岐にわたっており、あらゆる病院機能が集約されています。今後も患者さんに対して安心できる医療を提供し続けるためには、手術室の運用効率と安全性を高めるためのマネジメントが欠かせません。手術内容や時間、コストや環境保護についてIoTなどを活用して総合的に検討し、手術室から医療現場を変えていく必要があります。

そこで、戦略的手術室改善マネジメント講座「Department of Strategic Operating Room Managementand Improvement(STORMI)」では、最新テクノロジーと知見を活用し、中長期的な視野で「時間と空間を最大限活用しつつ複合的に運用する方法を研究、開発する」ことを目的とし、手術室から多くの患者さんを助け、病院運営への貢献を図っていきます。

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メッセージ

戦略的手術室改善マネジメント講座

教授 天野 篤

天野 篤

戦略的手術室改善マネジメント講座のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当講座責任者の天野 篤です。

戦略的手術室改善マネジメント講座では、命のやり取りの最前線とも言える手術室において、患者さんに対し安心・安全な医療を提供するため、人的資材と物的資材、そして時間と空間を最大限に活用し、効率的な病院運営への貢献を図りたいと考えております。

手術室の運営に必要な業務は多岐にわたりますが、患者の集中化に伴って、ますます複雑化していくことが予測されます。また、医療費の増加による財政の圧迫やSingle Use Devise (SUD)の医療廃棄物の増加による環境に対する問題も懸念されています。このような状況下において、手術室の効率的な運用と資材の圧縮は、環境保護や医療費抑制への貢献に繋がるだけでなく、結果として患者さんへの最適な医療サービスの継続的な提供を可能にします。

そこで、本講座では国内のモデルケースの構築ならびに諸外国に向けた情報発信も視野に入れ、主に下記の2つの課題の改善を目的に取り組みます。

1.SUD のリプロセスによる再使用を実現と、医療廃棄物減少による環境保護、医療費削減
2.病院経営管理の構築による生産性の改善、SCM(Supply Chain Management)の構築による生産性の改善

現在考えている施作の一例としては、手術の進行状況や人の動き、手術で使用する医療資材を各部屋のモニターで確認出来るようなシステムの開発です。現在、手術室にはビデオシステムを導入しているところもあり、そこに収集された様々なデータを蓄積しAIを行うことで、人の動きの効率化や医療廃棄物減少を図ることが出来ると考えております。

今後、手術室の効率的な運用には、従来の「人」や「物」の配置だけではなく、客観的な「情報」を含めた多角的な観点からの計画が求められます。当講座では、患者さんに良質な医療を提供する上で現在の課題に対して、短期・中長期的な視野はもちろん、複合的思考を持って改善策を打ち出せる人財を募集しております。研究意欲に溢れる方のご応募をお待ちしております。

APPLICATION / 募集

戦略的手術室改善マネジメント講座では大学院生を募集しています。
詳しい募集要項は下記「READ MORE」からご確認下さい。

READ MORE

2017.07.31メディア掲載・出演
「NEWS23(TBS)」にて、ホギメディカルと順天堂大学による使用済み手術器具についての取り組みが紹介されました



2017.07.12ホームページを公開致しました。